生活

奥が深いクロコダイル(ワニ革)の種類と特徴

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※途中ですが、公開しています※

最近は、革小物にハマっておりまして、
もともと牛革をずっと見ていて、
イタリアンレザーやモンゴルレザーが良さげだとみていました。

その後、エキゾチックレザーに移動し、
クロコダイルレザーを調査しております。

その他、リザードオーストリッチも調べていきたいと思います。

知れば知るほど、奥が深いクロコダイルレザー(ワニ革)を、
少しでも知るきっかけになれば、幸いです。^^

私は実際にアトリエで話を聞いたりしてきましたので、
もしかしたら、雑誌やネットには、

あまり書いていない情報もあるかも知れません。

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クロコダイルレザー(ワニ革)の生産について

クロコダイルレザー(ワニ革)の生産についてのお話からです。

クロコダイル(ワニ革)は高値で取引されるため、
養殖産業が盛んとなっています。
そのため、クロコダイルの8~9割程度は養殖ワニの革が使用されます。

ワニたちは、その後、革として使用されるのですが、
ワニ革と言っても、ざっくり2通りの使用方法があります。

「肚ワニ(ハラワニ)」「背ワニ」という使用方法です。

ザックリ言うと、ワニの革をどこから切って使うのか。ということ。

ハラワニは、背中部分を切り開いて、
お腹部分の革を使うためのレザーです。

ハラワニの特徴は、お腹がわのレザーを使う事による滑らかさと、
中央どりをすることで左右対称となる高級さが魅力です。
個人的には、ハラワニが一般的に使われている気がします。

逆に、背ワニは、お腹部分を切り開いて、
背中部分を使うためのレザーです。


背ワニは、ワニのこぶ(背びれみたいなやつ)によるアグレッシブさや、
ワイルドさが目立つレザーとなります。
ちなみに、私はあまり好きではありません。

理由は、肚ワニの方がなめらかで上品さがあるため、

スマートさが出るからでしょうか。

ビジネスマンや経営者であれば、肚ワニの方がマッチする印象です。

ですが、ロックやメタル系のアーティストや、ハードな感じの印象を与えたい場合は、

背ワニがマッチするのではないかと思います。

ワニの種類

一般的に、ワニ革として使われるワニの種類は3種類に分類されます。

クロコダイル

日本で人気のクロコダイルです。

日本では、ワニと言えばクロコダイルが一番定番となっています。

クロコダイルについては、後述しますので、省略します。^^

アリゲーター(ミシシッピ・ワニ)

日本では、クロコダイルが有名のためアリゲーターは評価が少し低いですが、

世界的にはとても有名で人気なワニです。

アメリカのミシシッピ州あたりがメイン生息地です。

日本では、クロコダイルよりもアリゲーターの革製品が安く売られる傾向が高いです。

クロコダイルでなくても、「本物のワニ革ならOK!」と言う方は、

アリゲーター革はねらい目かも知れません。

 

肚ワニであれば、クロコダイルもアリゲーターも、見分けは付きにくいです。

「ワニ革にエントリーしてみたい!」という場合は、アリゲーターも良いと思います。

カイマンワニ

カイマンワニは鱗の下にカルシウム分が沈着した模様があります。
この部分が固くなっており、クロコダイルやアリゲーターのような滑らかさは感じられません。
※もちろん、それでも良い素材ですが

クロコダイルやアリゲーターに比べると、価格は安めで取引されます。

カイマンは、アリゲーター科のワニです。

有名な所で言うと、「メガネカイマン」でしょうか。

アフリカなどに生息しているワニのため、他のワニとは少し違う体質なのかも知れません^^

 

カイマンワニは、クロコダイルやアリゲーターに比べて、
価格が安いため、革を使う面積が多い、バッグなどを、
リーズナブルに手に入れたい場合は、検討してみても良いと思います。

 

上記のワニの種類によって、革の表記方法は変わってきます。

クロコダイルの4種(次章説明)を使っている場合は、「クロコダイル革」
アリゲーターの場合は、「アリゲーター革」
カイマンワニを使っている場合は「カイマン」
という表記となります。

ワニ革と言っても、少し違いがあるんですね^^

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クロコダイルの種類

クロコダイルの種類は4種類でして、
「スモールクロコダイル」、「ラージクロコダイル」、
「ナイルクロコダイル」、「シャムワニ(シャムクロコダイル」
となっています。

スモールクロコダイル

スモールクロコダイルはイリエワニです。

クロコダイル革の中では一番高価で取引されます。

理由としては、お腹の部分の長方形と丸がきめ細やかで、

非常にきれいな並びに見えるからです。

基本的にワニ自体が小さいので財布などに使われることが多いです。

ラージクロコダイル

ラージクロコダイルはニューギニアワニです。

ラージクロコは、模様が大きく財布などでは使用される事は少なく、

バッグなど、大きな面積を使用する場合に使われる傾向があります。

バッグのワニ革模様は少し大きいものが多いですが、

それは、ラージクロコダイルの革が使われるからですね。

実際に、財布で使うような模様よりもかなり大きいですが、

バッグなどの大きめの革製品にはインパクトもあり、相性が良いです。

財布や名刺入れがラージクロコダイルだと少し大きいかなという印象です。

ナイルクロコダイル

※こちらは、ナイルクロコダイルの長財布です

ナイルクロコダイルはナイルワニです。

ナイルワニはスモールクロコに比べると、お腹の部分が長方形となっております。

また、丸も少しだけ大きく見えるものが多いです。

私的には、ナイルクロコもかなりイケているので、

ナイルクロコかスモールクロコが財布などの小物に向いていると感じて言います。

 

「ナイルクロコとスモールクロコどっちが良いの?」という質問を頂きましたので、私が考える回答を書いておきます。

スモールクロコと、ナイルクロコの違いは、

クロコダイルに詳しい人でなければ、気にならない程度です。

 

ですので、高くてもこだわりを持って突き抜けたいなら、スモールクロコ

どちらでも、そこまで気にしないのであれば価格が少し安いナイルクロコが良いと思います。

私は、ナイルクロコの製品が多いです。

 

シャムクロコダイル

シャムクロコダイルは、「シャムワニ」です。

 

タイで養殖されて、日本に輸入される量が多いクロコダイル革です。

シャムクロコダイルは、ワシントン条約で登録されている
クロコダイルファームからのみ輸出可能となっています。
なので、全て養殖のワニです。

シャムワニは、他のクロコダイルに比べて、
胴が長いので、バッグなどに使われることが多いです。

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現代のクロコダイル産業について

現代のクロコダイル産業ですが、
日本やアメリカ、ヨーロッパでは一定の需要があり、
クロコダイル製品は数多く生産されています。

値段も数万円の物から、数十万円の物まで幅広くあり、
正直、何がそんなに違うのかを、
クロコダイル革に詳しくない方は分かりにくい状況です。

特に、ワニ革の商品をネットなどで見た場合は、
正直、品質の良し悪しは正直見抜きにくいです。

見た目は特に違いがなくても、
加工している国などにより、
品質が変わってきます。

品質が高いと言われるのは日本製です。
これは、革の加工自体を日本でしているものを指します。
革の色染めなどを人件費の安い海外で行う事業者も多く、
海外での作業の場合は、日本ほどの品質は出ないと言われています。
(海外は基本的に人件費が安い中国がメインでしたが、
中国の人件費が上がってきたので、ベトナムやフィリピンが多いそうです)

長年使用する場合は、
この辺りも気にした方が良いそうです。

基本的に、初めてのワニ革にチャレンジして、
数年後に、買い替える想定などの場合は、
まずはネットや店舗などで海外工場で作られたクロコダイル製品を使ってみると良いと思います。

肌触りや使用における色合い等は、
若干、日本製とは異なりますが、
それでも、「革の宝石」と言われるクロコダイルは、
所有欲を満たし、気分を上げる一役を担うと思います。

非常に素敵なレザーなので、
少しでも興味を持ってもらえると幸いです。

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